◆幼稚園教諭の適性
幼稚園教諭になるには、資格を取得して、無事就職することが必要だね。
資格を取得すること自体は、学校に通うのみという意味では他の資格のように試験合格が必要ないだけハードルは低いね。
最近の学校では奨学金なんかも充実してて、サポート制度を駆使すればやりくりしやすいからね。
ただ幼稚園教諭については、就職がちょっとだけ難しいかもしれない。
特に公立の公務員として働く場合は、競争率が高いからね。
さてそんな幼稚園教諭だけれど、やっぱり人には向き不向きってのがあって、私立公立の選択だったり、大規模小規模の施設選びにも関わってくるよ。
このページでは、それぞれの幼稚園教諭の適性について触れていくよ。
◆幼稚園教諭に向いている人
まず間違いなく言えることは、子どもが大好きであるということ。なによりもまず大前提と言えるよね。
そもそも子供嫌いだとしたら、なんでこの仕事を目指すの?というレベル。お世辞にも楽な仕事ではないからね。
短期的に働くことも合わないから、とりあえずではなく長期で働こうと考えている人が目指すべきだよ。
子どもとの信頼関係はそのまま接する時間にも関わってくるからね。
あとは人との折衝が欠かせない仕事だから、ある程度のコミュニケーション能力はやっぱり必要だよね。
子どもと接するのはもちろん、同じ職場の仲間だったり、保護者さんだったり、バスの運転手さんや施設管理の人なんかまで。
多くの幼稚園が外部折衝担当や保護者さん担当と切り分けていないので、全般的に対応する必要があるよ。
特に職場の仲間であれば気持ちよく働くにも関わってくるし、子どもへの影響にも関わるので重要な要素。
そして保護者さんとも良好な関係じゃないと、嫌な人に大切な子どもを預けたりしないよね。意識して良好な関係を築いていこう。
また、酷なことを言うようですが、勤務中、エプロンを身につけている間は、笑顔を絶やさないことも大事だよ。
何時どんな時に見られていて、あの幼稚園の先生は人前であんなあからさまに疲れた顔をするのかと思われては園全体の印象に関わる。
もちろん疲れて大変な仕事なのはその通りだし、理解してほしいと思うのも当然。
でもそこはぐっとこらえて、園児の前、保護者さんの前では幼稚園の先生として笑顔でいる努力をしよう。
他にも子どもと一緒に成長しようという気持ちも大事。
接していればおのずと影響は受けるものだけれど、やっぱり気の持ちようでだいぶ変わってくるからね。
他にも臨機応変な対応ができるように常に気を配ったり柔軟な考え方を出来る人。また基礎体力をしっかりつけて体調管理もできる人。
そういった人が幼稚園教諭に向いていると言えるかな。
もちろん一番大事なのは子どもが好きなこと。必須なのもそれだけだ。
子どもが好きで、関わる仕事に就きたいと考えている人には、ピッタリなお仕事だよね。
◆幼稚園教諭に向いていない人
まずは子どもが得意ではない人。向いている人のところでも触れたけれど、何故この仕事に就こうと思った?と言う話だよね。
あとは子どもの身の回りの清潔に関しても対応しなければならない。つまるところ吐しゃ物とか排泄物を綺麗にしなければいけない場面もあるから、そういったところで強く抵抗感があるとなかなか難しいかもしれないね。
他には1日中立ちっぱなしとか動きっぱなしが辛いと感じる人は、しごとが始まっても長く続かないかもしれない。
幼稚園教諭が座っていられるのは昼食の時間やピアノの時間くらい。それもずっと座って休憩と言うわけにはいかないよね。
お昼寝のときだってそうそう休憩していられるわけではないよ。
寝付かない子の面倒を見たり、後片付けや日誌などの雑務が貯まっているだろうからね。
あんまり体力に自信がなかったり、体調を崩しがちだったりする人は大変だ。もしそれでも目指すならば今のうちに改善しておこう。
そしてコミュニケーション能力。正直どういった業界でもある程度は必要となってくる能力だけど、こればかりは子どもの成長のためにもないと困ってしまうね。
接しているうちに身に就くことももちろんたくさんある。
でもやはり先生として、しっかりと面倒を見てあげられないというのはこの仕事が不向きだと言わざるを得ないよね。