◆保育士の資格を活かしてみる。
保育士のといったら保育園、幼稚園教諭の資格なら幼稚園の先生、そう定まっていると思っている人はいないかな?
保育園で働きたいからそれでいいんだと言う人もいるかもしれない。
でも資格を活かして働ける場所を知っておいて損はないよね?
もしかしたらそんな働き方もあるんだ!と志望先に影響が出ちゃうかも……?
資格の力をしっかり理解して、自分の本当にやりたい仕事を目指そう!
◆保育施設いろいろ
保育園や幼稚園以外にもいろいろな児童福祉施設があるのは知ってる人も多いよね。
でもその前にまずは保育園や幼稚園についてもおさらいをしてみよう。
挙げた二つには公立と私立が存在していて、公立のものはそれぞれの自治体で働く公務員として、私立は学校法人や企業が運営していて個別で採用を行っているよ。
なので公立は資格をもっているだけじゃ就職できず、公務員試験に合格する必要があるよね。
それぞれの特徴としては公立は公務員なので勤続が比較的長くて、給与も安定している傾向にある。
ただし転勤の可能性もある、もちろん地方公務員なので県をまたぐようなことはほとんどないけどね。
一方私立は延長保育や夜間保育等の柔軟なサービスを取り入れやすくて、他との差別化がしやすいメリットがある。
公務員試験をクリアしなくてもいいので若い職員も多くて、働き方を調整しやすいという面もあるね。
ただ公立に比べれば給与面少しに不安が残る。保育士の数も減っているので、場所によっては常に人手不足の可能性もあるんだ。
それぞれメリットもデメリットもあるので一概には言えないけれど、ずっと保育士や幼稚園教諭として頑張っていきたいならば公立にすべきだ。
逆に結婚したらやめようとか、他にやってみたいことがあるならば私立の方がフットワーク軽く動けるのでオススメだね。
他にもいろいろ要素があるので、自分にあったスタイルで保育士・幼稚園教諭を目指そう。
◆資格を活かして仕事を探そう
公立私立以外にも保育施設はあって、病院の中や駅に併設されている託児所や、福祉の観点から高齢者施設と併設されていたり、また個人でベビーシッターとして経営している人もいるね。
ただしそれ以外にも保育士や幼稚園教諭の資格を生かせる場は多いよ。
例えば何らかの理由で家庭での生活が困難になってしまった子どもを預かる児童養護施設や、障害を持った子どもたちを自立できるように指導する盲児・聾唖児施設や肢体不自由児施設。
他にもシングルマザーの支援を行う母子生活支援施設で働く場合も資格が役に立つね。
保育園や幼稚園と仕事内容は大きく変わるから、関連はしていてもまったく違う仕事だと思ってしっかり勉強する必要がありそうだね。
また臨時で家に出張をして子どもの世話を行うような訪問型保育や、デパートにある一時的に子どもが遊べたりする設備での仕事もある。
遊園地でも子どもを預かるサービスはあるし、迷子の子どもの対応を行うスタッフも保育士であることが多いね。
スキー場などのシーズンレジャー施設でもそういった仕事はあるため、スポット的に働くようなこともできるよ。
◆知識を活かして他業種にチャレンジ!
子どもの世話に直接的に関わる仕事以外にも、保育について、子どもについて学んだ知識や経験は、活かす場所がいくらでもある。
一番分かりやすいのが、子ども用の服や遊び道具を作成するメーカーだね。
成長の早い子どもの衣類は子どもの成長に関する知識があれば作り方も変わってくるだろうし、販売員として子どもと接することもできる。
また遊び道具や絵本の制作でも、そういった知識を活かすことはできるよね。
あとは子供向けのスクールなんかではプラスαで得意なことがある人にうってつけな働き方。
最近では子どものうちから英会話やスポーツをやらせる親が多いし、需要はかなり高いよ。
上項の複合型で考えてみると、子ども用品のメーカーで働きつつ、その会社併設の託児所で子どもにも携わりつつといった、より専門性の高い働き方もあるかもしれない。
国家資格という専門性の高さはどの業界においても強みとなるので、自分らしい働き方を模索してみるのもいいかもしれないね。